ダイエットやスポーツにも！知るともっと食べたくなる「こうや豆腐」のメリット5選

SNSの発展もあって世間の健康需要、健康意識は日に日に高くなっている現代。それに伴い健康機能性を持つ食材は海外から広まるものもあれば、日本から広まるものもありさまざまです。

私たちの馴染みのある食品で言うと米を使った米粉や玄米などは定着しつつあります。しかし、それも比較的最近のこと。日本では古くから家庭で使われ続けている食材で忘れていけないのが「こうや豆腐」の存在です。「こうや豆腐」と聞くと名前は知っているけど使い方や使っている料理はあまり知らない、ましてや栄養素などあまりピンとくる方は少なくないのではないでしょうか？しかしながら伝統的な保存食である「こうや豆腐」には驚くべき健康機能性が秘められていたり、料理のレパートリーの幅も広かったり、幅広い方におすすめできます。知れば知るほどこうや豆腐が食べたくなること間違いなし！今回はこうや豆腐の魅力をたっぷりお伝えします。

「こうや豆腐ってどうやって使うの？」と思う方もいるかもしれませんが、難しいことなし！使い方はすごく簡単！そのまま使う、もしくは水に浸すだけ！です。そのままであれば煮物にポンっと入れたり、削って肉だねやスイーツ生地にも使えます。水で戻す場合も1〜2分浮かべるだけ。自分好みの大きさに切って使えばヘルシー＆高タンパクに仕上がり、肉や魚の代用にもなるので経済的にもお得。煮崩れする心配もないため料理初心者の方にもとっても使いやすいですし、時間が経っても食感が持続するので作り置きにもおすすめです。

こうや豆腐は和食だけにあらず！定番の和食をはじめ、イタリアン、フレンチ、中華、エスニック、さらにはスイーツと幅広いジャンルの料理と相性抜群なんです。例えば、ミートソースやグラタン、そして黒酢あんかけ、トリュフチョコなどジャンルは異なりますが、料理の特性に合わせて見事に調和してくれます。アレンジが自由自在なこうや豆腐を使えば料理と味のバリエーションが広がること間違いなし！

「畑の肉」と言われる大豆から作られている豆腐。その豆腐を凍らせて、さらに熟成、乾燥させて作ったこうや豆腐は栄養満点！植物性タンパク質や脂質、ビタミンなど栄養素が豊富なんですが、注目すべきはタンパク質と脂質。こうや豆腐に含まれる成分の約50％はタンパク質で他の豆腐製品と比較しても豊富で、脂質の種類も健康維持・向上に効果が期待できる不飽和脂肪酸なので良質な脂質を効率良く摂取することができます。さらに抗酸化作用や免疫力向上にも役立つとも言われている大豆サポニンにおいてはトップクラスの含有量。他の食品とのバランスはとても大事ですが、手軽に使えて栄養豊富なこうや豆腐を取り入れない手はありません。

成長期の子供からご年配の方まで愛されるこうや豆腐。こうや豆腐は色々なジャンルの料理に合うので、好き嫌いの多い子供にも食べさせやすく、また、咀嚼する力の弱いご年配の方でもジュワーっと味の染みたこうや豆腐は食べやすく好まれています。また、最近ではその栄養素の豊富さからアスリートやトレーニング・ダイエットをする方々にも注目されているんです。前述したように良質なタンパク質や脂質が摂れる、そして非常に低糖質で少量でも満足感があるため、そういった方々にもおすすめです。

最近は、もしもの時の備えに防災グッズを準備されている方も多いと思いますが、こうや豆腐は常温で長期間の保存が可能なので保存食としても非常に優秀です（保存期間の目安は6カ月～12カ月ほど）。また、こうや豆腐は保存性に加えて栄養価、そして食べ応え、腹持ちの良さなどから、ローリングストックに適した食材です。

【材料（2人分）】

• こうや豆腐：3枚（乾燥状態で50g）
• ツナ缶（ノンオイル）：1缶
• ラー油：少々

【A】

• 水：200ml
• 長ねぎ（みじん切り）：1/4本分
• 顆粒鶏がらスープの素/オイスターソース/片栗粉：各小さじ2
• 豆板醤：小さじ1と1/2
• しょうゆ/ごま油：各小さじ1
• すりおろししょうが/すりおろしにんにく：各小さじ1/2

【作り方】

1. 水で戻したこうや豆腐の水分をしっかり絞り、1〜2cm幅の角切りにする。ツナ缶は水分を切る。
2. 大きめの耐熱ボウルに【A】を混ぜ合わせる。1を加え、さらに混ぜ合わせる。
3. ラップをかけ、フォークや竹串などで数箇所穴を開ける。600Wの電子レンジで5〜6分加熱する。よく混ぜ合わせたら器に盛り付け、ラー油をかける。

《備考・ポイント》

• レンジで作れるお手軽やみつき麻婆豆腐です。こうや豆腐を使用することで煮崩れせず、またお肉のような食感で食べ応えもあり満足感のある一品に。
• 手軽に使えるツナ缶を使用しましたが、サバ缶やシャケ缶などお好みの缶詰でアレンジを楽しむのもおすすめです。
• 辛さが苦手な方は豆板醤の量を減らし、しょうゆや鶏がらスープの量で味を微調整してください。
• 電子レンジの機種によって加熱具合が異なるのでとろみが浅い場合は追加で加熱してください。取り出す際、火傷には十分ご注意ください。

いかがでしたでしょうか？こうや豆腐は昔からある伝統食材で料理や味に幅を持たせてくれるのはもちろん、様々なジャンルの料理に活用できて老若男女、アスリートの方々にもおすすめできる食材の一つ。そして、現代の方が多く気にされているダイエットなどの体づくりにも嬉しい栄養素がたくさん含まれています。他の食材との栄養バランスを考えながら、健康的なライフスタイルを送るため、こうや豆腐を取り入れてみてください。