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アミノ酸ダイエット(一日1枚ダイエット)


「高野豆腐の日」を制定
こうや豆腐DEはじめる新食生活

‘みんな’のしあわせ願う、こうやの話
家族の“しあわせ”願うおせちの話






『出典:ゆほびか2003年12月号』
アミノ酸とは?
 
 今、アミノ酸を配合したサプリメントや飲料がブームになっています。その多くがダイエット効果をうたったもの で、次々に新商品が登場し、人気を呼んでいます。
 アミノ酸とダイエットの関係をお話しする前に、まずアミノ酸について少し解説しましょう。
 アミノ酸とは、簡単にいうと、たんぱく質を構成する成分です。三大栄養素の一つであるたんぱく質は、細胞 の材料になり、筋肉や臓器、皮膚、毛髪など、体のあらゆる部分を形成しています。
 アミノ酸には、100を超える種類がありますが、体を作る膨大なたんぱく質は、わずか20種類のアミノ酸のさまざまな組み合わせによって作られています。
 さらに、アミノ酸はたんぱく質の構成要素としての役割だけでなく、
・肝臓の機能や免疫力を高める
・成長ホルモンを合成する
・神経伝達物質の原料となる
 など、人体にとって欠かすことのできない重要な役割を担っています。
 
アミノ酸とダイエットの関係
 
 上記のように、個々のアミノ酸にはそれぞれ多種多様な作用がありますが、その中で、今注目を集めているのが、「脂肪の燃焼やエネルギー代謝をサポートする」タイプのアミノ酸です。ちなみにエネルギー代謝とは、食事などで摂取した物質を、エネルギーとして消費・利用する体内の変化です。
 人体の構成成分になる20種類のアミノ酸のうち、人間の体内で合成できないアミノ酸が9種類あり、これらを 必須アミノ酸といいます。
 その必須アミノ酸の中でも、構造上から分岐鎖(ぶんきさ)アミノ酸と呼ばれるバイリン、ロイシン、イソロシンは、脂肪燃焼作用があるといわれている代表的なアミノ酸です。
 これら3種類のアミノ酸は、筋肉組織のたんぱく質に多いアミノ酸です。筋肉中のたんぱく質をふやす働きがあり、運動時のエネルギー源として利用されます。また、筋肉の増強をするなど、筋肉を維持するうえで、重要な役割を果たしています。
 体内で筋肉の割合がふえれば、基礎代謝(生命活動を維持するための最低限必要なエネルギー消費)がアップし、脂肪が燃えやすい体になるというわけです。
 さらに、分岐鎖アミノ酸には、痛んだ筋肉をすばやく修復したり、筋肉疲労のもとになる乳酸という物質の発生をおさえたりする働きなども報告されています。
 また、必須アミノ酸のリジン、非必須アミノ酸のプロリン、アラニン、セリンも脂肪燃焼に関与しています。
 これらのアミノ酸がどのように脂肪燃焼とかかわっているのか、その詳しいメカニズムについては、まだ研究途中です。しかし、リジン、プロリン、アラニン、セリンは脂肪を分解する酵素の「リパーゼ」を活性化する働きがあるのではないか、と考えられています。その結果、脂肪の分解が促進されるというわけです。
 つまり、脂肪を効率よく燃焼させて、エネルギーに換える働きを促進するというものです。
 このほか、エネルギー代謝を促進するアルギニンも、ダイエットに貢献しているアミノ酸の一つです。